古くから「讃岐の国」として知られる香川県。
その県政のトップを務めているのが、池田豊人知事です。
高松市の生まれで、東京大学を卒業後、建設省(現・国土交通省)で要職を歴任してきました。
今回は、池田豊人さんの学歴や経歴についてまとめていきます。
池田豊人のプロフィール
名前:池田 豊人 (いけだ とよひと)
生年月日:1961年7月15日
出身地:香川県高松市花ノ宮町
最終学歴:東京大学工学部土木工学科・東京大学大学院工学系研究科土木工学専攻
趣味:ゴルフ・カラオケ
池田豊人さんは、1961年7月15日に香川県高松市花ノ宮町で生まれました。
身長167センチ、体重63キロの親しみやすい体格で、家族は妻と4人の子供(2男2女)がいます。
趣味はゴルフとカラオケで、座右の銘は「雲上快晴」を掲げています。
政治家としては故大平正芳元首相を尊敬し、愛読書に「坂の上の雲」を挙げています。
食の好みは郷土の誇る讃岐うどんやお好み焼きなど、庶民的な味わいを好むようです。
2022年の香川県知事選に出馬し、自民党、公明党、国民民主党の3党から推薦を受けて当選。
「人生100年時代のフロンティア県」を掲げ、地元の発展に尽力しています。
池田豊人の学歴
池田豊人さんの学歴は
小学校:高松市立栗林小学校
中学校:高松市立桜町中学校
高校:香川県立高松高等学校
大学:東京大学工学部土木工学科・東京大学大学院工学系研究科土木工学専攻
となっています。
幼少期から優れた学力を発揮し、五番町聖母幼稚園を経て高松市立栗林小学校に入学します。
小学校時代から物事を深く考える性格で、クラスメイトからの信頼も厚かったそうです。
その後、高松市立桜町中学校へと進学し、さらに学業への意欲を高めていきました。
中学時代は生徒会活動にも熱心に取り組み、リーダーシップを発揮する機会も多かったと言います。
高校進学では、県内でも屈指の進学校である香川県立高松高等学校に合格を果たします。
地元では「高高」(たかこう)の愛称で親しまれる同校は、偏差値71を誇る名門校でした。
高校時代は文武両道を実践し、勉強に励みながらも部活動にも打ち込んだそうです。
そして1980年、念願の東京大学工学部土木工学科への進学を果たすことができました。
東京大学では、将来の行政官としての基礎となる土木工学の専門知識を徹底的に学びます。
学部卒業後も研鑽を積むため、東京大学大学院の工学系研究科土木工学専攻に進学しました。
大学院では、より実践的な研究に取り組み、インフラ整備の重要性について理解を深めます。
幼稚園から英語を習うなど、かなり優秀だったようですね。
池田豊人の経歴
池田豊人さんの経歴は
1986年:建設省(現・国土交通省)入省
2011年:国土交通省関東地方整備局道路部長 就任
2015年:国土交通省大臣官房技術審議官 就任
2016年:国土交通省近畿地方整備局長 就任
2018年:国土交通省道路局長 就任
2021年:日本製鉄株式会社 顧問 就任
2022年:香川県知事 就任
となります。
それでは、詳しくみていきましょう。
建設省へ入省
1986年、大学院修了と同時に建設省(現・国土交通省)への入省を果たしました。
建設省では、若手官僚として全国各地のインフラ整備プロジェクトに携わっていきます。
仕事に打ち込む一方で、プライベートでは家庭を持ち、4人の子供に恵まれました。
家族とともに、長崎県への赴任を含め、全国各地へ10回もの転勤を経験しています。
度重なる転居は家族にとって大きな負担となりましたが、絆を深める機会にもなりました。
特に妻は、4人の子育てと引っ越しの度重なる環境変化で大きな苦労を重ねたそうです。
その苦労が重なり、妻が体調を崩して入院する事態も経験しています。
この時、池田さんは初めて家事と育児を一手に引き受けることになりました。
この経験から、家族のサポートの大切さと、働く親への支援の必要性を痛感したと言います。
キャリアの面では、2011年に国土交通省関東地方整備局道路部長に就任します。
その後、国土交通省大臣官房技術審議官として、さらなる重責を担うことになりました。
2016年には国土交通省近畿地方整備局長として、関西圏のインフラ整備を統括します。
そして2018年、国土交通省道路局長という要職に就任し、全国の道路行政を指揮します。
道路局長時代は、月給96万5000円という高給与で、年収は約1900万円に達していました。
2021年からは民間セクターでの経験を積むため、日本製鉄株式会社の顧問を務めます。
月給96万、年収1900万ってどんな生活を送っていたんでしょうか。
香川県知事
2022年、故郷・香川県の知事選への出馬し、見事当選しました。を決意することになります。
出馬に際しては、自民党、公明党、国民民主党という主要3党からの推薦を受けました。
特に岸田文雄総理大臣から直接推薦状を受け取るという栄誉にも浴しています。
知事選では、「まもる」「つくる」「誰一人取り残さない」という3つの理念を打ち出しました。
具体的な政策として、子育て環境の充実やデジタルを活用した定住促進を訴えかけます。
また、「うどん県」PRプロジェクトや瀬戸内国際芸術祭の継続発展にも意欲を示しました。
また、尊敬する政治家として故大平正芳元首相の名前を挙げているのも興味深いポイントです。
このように、池田さんは豊富な行政経験と地元への深い愛着を持ち合わせた人物なのです。
まとめ
香川県知事の池田豊仁さんの学歴や経歴についてお伝えしました。
高松市生まれの地元育ちながら、東京大学での学びと国土交通省での豊富な行政経験を持つ人物です。
家族とともに全国各地を転勤する中で、地域の実情や課題を肌で感じてきました。
その経験を活かし、「人生100年時代のフロンティア県」という理念のもと、香川県の発展に尽力しています。
地元への深い愛着と行政のプロフェッショナルとしての手腕が、これからの香川県の未来を切り開いていくでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。