千代田区長として注目を集める樋口高顕さん。
元警視総監の父を持ち、名門・巣鴨学園から京都大学へと進学。
しかし、エリートコースを歩むだけでなく、民間企業での経験や台湾留学など、独自の道を切り開いてきました。
千代田区長に就任し、デジタル化推進や子育て支援など、新たな風を吹き込んでいます。
今回は、そんな樋口さんの学歴や経歴を紐解いていきましょう!
樋口高顕のプロフィール
氏名:樋口高顕(ひぐち たかあき)
生年月日:1982年8月9日
出身地:長野県長野市
現職:東京都千代田区長
所属政党:都民ファーストの会
最終学歴:京都大学法学部・台湾大学大学院
前職:電通国際情報サービス・都議会議員
趣味:読書・茶道・地元の飲食店巡り
1982年8月9日、長野市に生まれた樋口高顕さん。
父は警察官僚として警視総監を務めた樋口建史さん、母は利恵子さん。
祖父の内田啓利さんは群馬銀行の元常務取締役を務めた人物です。
実は樋口さんの名前の「高」は、祖父母の故郷である群馬県高崎市にちなんで名付けられたそうです。
現在は妻と娘の3人暮らし。
公私ともに充実した日々を送っています。
趣味は読書、茶道、ジョギング。
好きな作家に司馬遼太郎や京極夏彦の名前を挙げ、漫画『攻殻機動隊』や『からくりサーカス』も愛読するなど、幅広い読書の趣味を持っています。
食べ物の好みも、みかんから和菓子、地元のそば、カレーまでバラエティ豊か。堅苦しくない親しみやすい人柄が伺えます。
樋口高顕の学歴
樋口高顕さんの学歴は
小学校:不明
中学校:巣鴨中学校
高校:巣鴨高等学校
大学:京都大学法学部
となっています。
樋口高顕さんの出身小学校は明らかにされていません。
幼少期から父親の仕事の関係で転居を重ねました。
長野、東京、徳島、そしてロンドンと、様々な地域で暮らした経験があるので、小学校も転校を繰り返していたのかもしれません。
東京での思い出は、飯田橋のラムラや皇居外苑で遊んだ日々です。後に千代田区長となる運命の地で、幼い頃から遊んでいたというのは興味深いエピソードですね。
巣鴨中学校・高等学校
樋口高顕さんは中学・高校時代、豊島区の名門・巣鴨学園で学びました。
中高一貫校で私立の男子校で、偏差値73を誇る進学校です。
美術班に所属し油絵に打ち込んだそうです。
芸術的な一面も持ち合わせていたんですね。
京都大学法学部
大学進学では、京都大学法学部を選択します。
ここでの学びが、後の政治家としての基礎を形作ることになります。
大嶽秀夫教授の政治過程論ゼミに参加し、理論面での学習を深めました。
しかし、樋口さんは机上の学びだけでは満足できなかったようです。
在学中、当時兵庫6区選出の衆議院議員だった小池百合子氏さんの地元事務所でインターンを経験します。
4年間にわたる政治の現場での経験は、貴重な財産となりました。
大学時代のもうひとつの顔は、茶道部の部員としての活動です。
樋口高顕さんが茶道部って、なんか意外ですよね。
樋口高顕の経歴
樋口高顕さんの経歴は
電通国際情報サービス:営業職(7年間)
台湾大学大学院:留学(3年間)
東京都議会議員:2017年~2021年
千代田区長:2021年2月~現在
となっています。
詳しく見ていきましょう。
電通国際情報サービス
樋口高顕さんは大学卒業後、品川にある電通国際情報サービスに就職し、7年間営業職として勤務ました。
製造業のクライアントを担当し、ITによる設計開発の効率化・改革を提案・支援しました。
樋口さんは、この時期を
世間知らずの私を鍛えていただいた
と振り返っています。
しかし、公や社会への奉仕という思いが次第に強くなり、退職を決意します。
台湾大学大学院
さらなる研鑽を積むため、台湾大学大学院への留学を選択したのです。
留学中は、両岸関係、中国政治経済、台湾地方政治、アジア主義などを研究します。
太陽花学生運動や台北市長選挙、総統選挙など、台湾の転換期を現地で目の当たりにしました。
実は、樋口高顕さんをネットで検索すると「カイロ大学」という予測ワードが出てきます。
留学先がカイロ大学なのかと思っていましたが、台湾大学大学院でした。
これは、小池百合子さんにカイロ大学の学歴詐称疑惑が浮上した時に、樋口高顕さんが関与しているのではないかと巻き込まれたからのようです。
東京都議会議員
2017年、樋口高顕さんはついに政界への第一歩を踏み出します。
東京都議会議員選挙に千代田区選挙区から都民ファーストの会公認で出馬し、見事に初当選を果たしました。
都議時代は、外濠への玉川上水の導水や神田川・日本橋川の活性化、区民目線の日比谷公園整備など、地域に密着した活動を展開しました。
eスポーツ振興やデフリンピック開催支援、動物福祉の推進など、新しい分野にも積極的に取り組んでいます。
千代田区長
2021年、38歳という若さで千代田区長選に挑戦し、当選を果たしました。
23区最年少区長として、新たな挑戦を続けています。
区長就任後は、コロナ対策に全力で取り組みました。
医師会や病院との連携によるワクチン接種の推進、自宅療養者向けの独自病床確保など、具体的な成果を上げています。
また、保育園のおむつサブスクリプションサービスの導入や、学校給食の無償化など、子育て世代への支援も充実させています。
デジタル化の推進にも力を入れ、副区長を2名体制にし、デジタル担当の副区長(民間出身)を新たに設置しました。
樋口さんの座右の銘は「現場百遍」です。
実際に足を運び、現場の声を聞き、肌で感じることを大切にしているようですね。
まとめ
千代田区長・樋口高顕さんの学歴や経歴についてお伝えしました。
樋口高顕さんは、エリートとしての確かな基盤を持ちながらも、民間企業での経験や海外留学など、多様な経験を重ねてきました。
「現場百遍」を座右の銘に、実際に足を運び、区民の声に耳を傾ける姿勢を大切にしています。
23区最年少区長として、伝統ある千代田区に新しい風を吹き込みながら、デジタル化の推進や子育て支援など、次世代を見据えた改革に挑戦し続けています。
今後の活躍にも、大きな期待が寄せられています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。