青森県知事を務めている宮下宗一郎さん。
元国土交通省のキャリア官僚から、むつ市長を経て、44歳という若さで県知事となりました。
その異色の経歴と実績から、青森県の未来を担う期待の星として注目を集めています。
今回は、宮下宗一郎さんのこれまでの歩みを詳しく見ていきましょう。
宮下宗一郎のプロフィール
名前:宮下 宗一郎(みやした そういちろう)
生年月日:1979年5月31日
出身地:青森県むつ市
最終学歴:東北大学法学部
前職:国家公務員 (国土交通省)
幼い頃から政治家の家庭で育った宮下宗一郎さん。
愛知県出身の妻・悠美さんと、中学生の長女、小学生の次女の4人家族です。
特に次女は2015年3月23日生まれの8歳で、SNSに投稿される姿が愛らしいと評判です。
父は元むつ市長の宮下順一郎氏でしたが、2014年5月に懇親会でのスピーチ中に倒れ、62歳で他界。
その後を継いで政治家への道を歩み始めた宮下さんは、家族の温かい支えを力に邁進しています。
SNSには家族との楽しい時間を過ごす様子も投稿され、多忙な中でも家庭を大切にする姿勢が伺えます。
宮下宗一郎の学歴
宮下宗一郎さんの学歴は
小学校:むつ市立大湊小学校
中学校:むつ市立田名部中学校
高校:青森県立青森高等学校
大学:東北大学法学部
となっています。
父である宮下順一郎さんは、むつ市議会議員を経て市長を務めた地域の重鎮でした。
小さい頃から父の背中を見て育った宮下知事は、公務員の道を志すことになります。
地元のむつ市立大湊小学校で学び、田名部中学校へと進学しました。
中学時代は、将来の夢について真剣に考え始めた時期だったそうです。
青森県立青森高校
宮下さんは中学卒業後、青森県立青森高校への進学しました。
実家のむつ市から青森市までは公共交通機関で3時間もかかる距離でした。
そのため、高校時代は親元を離れ、一人暮らしを経験することになります。
この経験が、後の人生に大きな影響を与えることになりました。
高校生で一人暮らしとは、ものすごい決断ですね。
東北大学法学部
高校卒業後、東北大学法学部への進学を果たします。
偏差値66を誇る同学部で、法律の専門知識を習得していきました。
在学中には、国家公務員の中でも最も難関として知られる国家公務員I種試験(法律職)に見事合格。
将来への大きな一歩を踏み出すことになります。
この時点で、すでにエリートだということがわかりますね。
宮下宗一郎の経歴
宮下宗一郎さんの経歴は
2003年4月:国土交通省入省
2009年:都市局まちづくり推進課課長補佐
2011年:土地・建設産業局建設業課課長補佐
2012年6月:外務省へ出向
2012年~2014年:在ニューヨーク日本国総領事館 政務部・経済部領事
2014年6月:むつ市長に初当選(35歳)
2023年3月:知事選出馬のため市長退職
2023年6月:青森県知事に初当選 ※20年ぶりの新人同士の選挙戦を制する
となっています。
国土交通省入省
2003年、大学卒業と同時に国土交通省へ入省しました。
主に法案や予算案の企画・立案を担当し、若手ながら手腕を発揮します。
2009年には都市局まちづくり推進課課長補佐に抜擢されました。
2011年には土地・建設産業局建設業課課長補佐という重要なポストも任されます。
そして2012年、外務省への出向という新たなステージへと進みます。
在ニューヨーク日本国総領事館で、政務部・経済部領事として活躍しました。
しかし、2014年5月19日、父である宮下順一郎むつ市長が懇親会の最中に倒れます。
クモ膜下出血により、62歳という若さで他界しました。
この突然の出来事が、宮下さんの人生を大きく変えることになります。
むつ市長
ニューヨークに赴任していた宮下さんですが、父の遺志を継ぐため、急遽帰国を決意します。
むつ市長選に出馬し、過去最高得票となる21,844票を獲得して初当選。
わずか35歳での市長就任は、大きな話題を呼びました。
その後、2018年と2022年の市長選では無投票での当選を果たします。
市長時代の2020年には、コロナ禍での英断も見せました。
「市民が困っているときに、ボーナスはいただけない」と市長の夏のボーナス約157万円を全額カットし、対策財源に充てたのです。
むつ市長時代の実績は、高く評価されています。
- 小中学校の全児童生徒へのタブレット配布を100%達成
- 18歳までの子ども医療費を無償化し、待機児童の解消
- ふるさと納税を平成25年比で11倍に増加
少子化対策への政策が評価されたようですね。
2023年、さらなる飛躍を目指して青森県知事選への出馬を決意します。
3月3日、市議会に退職願を提出し、新たな挑戦への一歩を踏み出しました。
青森県知事
2023年、青森県知事選への出馬を決意します。
選挙では「青森新時代」を掲げ、若者が戻ってくる県づくりを訴えます。
結果、他の3名の新人候補を破り、見事初当選を果たしました。
宮下さんが掲げる「青森新時代」には、明確なビジョンがあります。
若い世代で県内があふれ、高齢者がより健康で長生きできる社会を目指しています。
一次産業から三次産業まで、あらゆる産業の成長を支援する方針です。
新規事業の創出や企業誘致にも積極的に取り組むとしています。
宮下さんは44歳という若さで県政のトップに立ち、行政マンとしての経験と、市長としての実績を持つ異色の経歴の持ち主です。
SNSでの情報発信も積極的に行い、新しい時代の政治家像を示しています。
豊富な行政経験と若さを活かし、青森県の未来を切り開くことが期待できますね。
まとめ
青森県知事の宮下宗一郎さんの学歴や経歴についてお伝えしました。
エリート官僚から政治家へ、そして県知事へと歩んだ宮下さん。
父の遺志を継ぎながらも、自身の理想を追求する姿勢が印象的です。
これからの青森県の発展に、大きな期待が寄せられています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。