昨今の国際情勢が緊迫する中、外交のトップを担う外務大臣の英語力に注目が集まっています。
そんな中、2024年10月に発足した石破内閣で外務大臣に就任したのが、岩屋毅さんです。
外務大臣には高い英語力が求められるとされていますが、実際のところ、岩屋さんの英語力はどの程度なのでしょうか。
今回は、岩屋毅さんの英語力について、詳しく見ていきましょう。
岩屋毅のプロフィール
名前:岩屋 毅(いわや たけし)
生年月日:1957年8月24日
出身地:大分県別府市
身長:178cm
最終学歴:早稲田大学政治経済学部政治学科
前職:鳩山邦夫衆議院議員秘書
岩屋毅さんは、偏差値78の超難関校・ラ・サール高等学校に進学し、生徒会長を務めました。
この高校時代、ソフトバンク創業者の孫正義さんと出会い、親友となります。
その後、早稲田大学政治経済学部政治学科に進学。
在学中は、選挙のアルバイトをきっかけに鳩山邦夫代議士の事務所に出入りするように。
大学卒業後は鳩山さんの秘書となり、29歳で大分県議会議員に初当選。
32歳で衆議院議員となり、防衛大臣、外務大臣と要職を歴任。
現在は10期目を迎える大ベテラン議員として、日本外交の最前線で活躍しています。
岩屋毅の学歴と基礎英語力
岩屋毅さんは、鹿児島県の名門・ラ・サール高等学校を卒業しています。
同校は偏差値77を誇る全国屈指の進学校で、英語教育にも力を入れていることで知られています。
入試では大学レベルの英語問題が出題され、在学中も外国人教師による少人数制の授業が行われていました。
また、岩屋さんは早稲田大学政治経済学部政治学科(偏差値67.5~70)に進学しています。
同学部の入試でも高度な英語力が要求されることから、基礎的な英語力は十分にあったと考えられます。
しかし、英語でコミュニケーションを取る機会が限られているため、ネイティブの方と自由に意見交換ができるレベルに達しているかどうかは、判断しかねますね。
岩屋毅の英語力の課題
実は、高い学力を持つ岩屋毅さんですが、留学経験がありません。
また、海外勤務の経験もないため、実践的な英語力には課題があるとされています。
公式サイトで
と述べているほどです。
そのため、自身の子どもたちには「短期でもいいから海外に暮らして世界を見てこい」と勧めていたそうです。
岩屋毅のスピーチ動画から見える英語力
2019年、岩屋毅さんの防衛大臣時代の英語スピーチ動画が残されています。
15分にわたるスピーチでしたが、発音が硬く、アクセントが日本語寄りだと指摘されました。
基本的な文法には問題がないものの、ネイティブレベルの流暢さには及ばないとの評価です。
また、日本外国特派員協会での講演では、冒頭で
と述べています。
その後は同時通訳を介して日本語でコミュニケーションを取っていました。
また、岩屋氏のインスタグラムでは、以前「at Nishimura Coffee Shop, Beppu city now。」という投稿がありました。
また「Swimming, now。」といった投稿も見られ、「語尾が必ずnow。で、英語なのに句点をつけている」と話題になりました。
ここまできたら、「Swimmng、now。」とポストした方が面白いのになー、なんて思う筆者です…
歴代外務大臣との比較
前任者たちと比べると、英語力の差は歴然としています。
河野太郎
米国ジョージタウン大学を卒業、シンガポールでの勤務経験あり
上川陽子
ハーバード大学での留学経験があり、英語でのディスカッション能力が高く評価されている
特に上川さんは、アメリカ上院議員スタッフとして働いた経験があります。
様々な国際会議で英語でのスピーチ能力も抜群で、2023年に開催されたG7外相会合でも、通訳をつけず全て英語で対応したことも話題になりました。
国際会議の場でも物怖じせず流暢な英語を話す姿は、日本の外相として誇らしかったですね。
外務大臣に求められる英語力とは
ここまで、英語力について散々話してきましたが、外務大臣の職務において、英語力は重要な要素の一つに過ぎません。
むしろ政治力や外交戦略、国際情勢の理解が求められる立場です。
岩屋さんは18年前に外務副大臣を務めた経験があり、政治家としても10回の当選を重ねています。
基礎的な英語力はあるものの、実践的なコミュニケーション能力には課題が残る岩屋さん。
しかし、同時通訳を活用しながら、外交の場で活躍している姿も見られます。
2024年12月には中国を訪問し、観光ビザの発給要件緩和など、具体的な成果も上げています。
英語力があるに越したことはないのですが、もしかしたらそこまで重要ではないのかもしれません。
まとめ
岩屋毅さんの英語力についてお伝えしました。
- ラ・サール高校、早稲田大学出身で、基礎的な英語力は十分にある
- 留学経験や海外勤務経験はなく、実践的な英語力には課題がある
- 同時通訳を活用しながら、外交活動を展開している
- 政治経験と知識を活かした外交手腕に期待が寄せられている
学歴や経歴、実際のスピーチ映像などから多角的に分析してきました。
ラ・サール高校や早稲田大学で培った基礎的な英語力はあるものの、実践的なコミュニケーション力には課題があることが分かりました。
しかし、同時通訳を上手く活用しながら外交活動を展開しており、政治経験を活かした手腕にも期待が寄せられています。
今後、岩屋氏がどのように国際舞台で活躍していくのか、注目していきたいところです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。